
日々めまぐるしく変化するIT業界。市場を牽引しているベンダや製品を知ることは、失敗しない製品選定のための重要なファクターだ。そこで参考にしていただきたいのが、第三者機関から提供される調査レポートをベースにお届けする「シェア情報アーカイブ」。今回は、IDC Japanの情報を元に、国内PCのシェア情報をご紹介しよう。
IDC Japanの調べによれば、2009年の国内クライアントPC市場は、出荷台数が前年対比5.7%減の1343万台となった。家庭市場ではミニノートブック(低価格PC)の出荷が牽引して前年対比5.2%増の669万台でプラス成長を維持したが、ビジネス市場は金融危機の影響を受けて674万台で14.5%減のマイナス成長となった。
また2009年第4四半期(10月から12月)の出荷台数は、前年同期比5.4%増の351万台となった。家庭市場がWindows 7の発売により、出荷台数184万台で前年同期比7.5%のプラスに転じたほか、ビジネス市場は出荷が低調ながら、教育ニューディールの特需により3.2%増の167万台と、5四半期続いたマイナス成長から脱している。
家庭/ビジネス市場を合わせた2009年の市場占有率を見ると、日本電気が18.2%で1位となり、2位は富士通が17.8%、3位にはデルが12.0%で続いている。これら上位3社は2008年から出荷台数を落としたが、4位の東芝と5位のHPは出荷台数を伸ばしている。またミニノートブックの火付け役となったエイサーは出荷台数を大幅に増やし2008年の8位から7位へ浮上したが、10位のアスースは前年対比18.0%減と、2009年に入り出荷台数で明暗が分かれた結果となった。
2010年は、これまで経費節減のためPCの買替えを控えていた企業が買替えを始める兆しが見えており、前半には中小企業を中心とした買替えが、後半から大企業向け大型案件の出荷が始まるとみられている。

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