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2008/02/04
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1995年ごろから、大企業を中心に導入が進んだERPパッケージ。いまやERPパッケージ導入の主戦場は、中堅・中小企業へと移りつつある。これまで中堅・中小企業の情報システムは、独自で開発した手作りシステムや個別の業務管理パッケージで構築されてきたが、目まぐるしく変わるビジネス環境や法整備などに自前で対応していくのは至難の業といえるだろう。そこで今注目されているのが、ERPなのだ。
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ERPとは何か |
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ERPとは「Enterprise Resource Planning」の頭文字をとったもので、直訳すると企業資源計画となる。つまりERPパッケージとは、経営資源の最適化を実現するためのツールである。日本語に訳すときは統合基幹業務パッケージと記述され、この言葉が示している通り、企業内にある基幹業務(会計、販売、在庫・購買、生産、人事・給与)で必要な情報を一元的に管理する仕組みである。この「マスタ情報の一元管理=1つのデータベース(統合データベース)でマスタ情報を管理すること」こそ、ERPパッケージの最大の特徴である。
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具体的には、ERPパッケージでは以下のような機能が提供されている。
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中堅・中小企業向けのERPパッケージの場合は、これらの市場が盛り上がりつつある近年に登場してきていることもあり、現時点でこれらの業務(機能)すべてを網羅しているものが多いが、網羅性に乏しいものも中にはある(例えば会計と生産管理、会計と販売、購買など)。しかし、将来的には各ベンダとも、ラインナップを揃えていくことは間違いない。また、プロジェクト管理やCRMなど、これまでERPの概念の範疇外にあった機能までも網羅しているものも登場している。
▼何が違う?国産or海外産による違い
パッケージが開発された国によっても、その個性は異なる。一般的な国産のパッケージの場合は、なんといっても日本の商習慣に合っているのが特徴だ。一方、海外産のパッケージの場合は、グローバル展開している企業を想定しているものが多く、多通貨、多言語、国際会計基準をはじめ、各国の基準に対応しているものが多い。一方、デメリットはデファクトスタンダードに基づく経営を指向しているため、ローカルな商習慣への対応は難しい部分もある。
▼どこからやってきた?出自による違い
ERPパッケージがどんな業務機能から発展してきたかによっても特徴は異なる。MRP(material requirements planning)とよばれる製造に必要な資材調達を計算するアプリケーションから発展したものもあれば、例えば「JDEdwards EnterpriseOne」のように財務・会計から発展してきたもの、「SMILEie」のように販売管理に強い「SMILEα」をベースに発展してきたものがある。富士通の「GLOVIA smart」のように、会計や販売を中心にラインナップを強化した製品でも、ベンダ自身がメーカーでもあるので、生産や物流、組立、加工などの分野に強みを発揮している製品もある。このようにパッケージの出自によって、それぞれの固有の強みがある。
▼どこに照準を絞っている?ターゲットの違い
ERPパッケージには大企業(年商500億円以上)を対象としたもののほか、中堅(50億円〜500億円)、中小(50億円以下)を対象としたものなどがある。各製品がどのターゲットに強いかは、導入実績に表れている。もちろん、中堅市場で強い製品だからといって、大企業や中小企業では使えないというわけではない。
▼コンセプトの違い
現在、出回っているERPパッケージの中には、元々統合型として設計されているものだけではなく、個別パッケージを寄せ集めてERPと称しているものもある。後者の場合、気をつけなければならないのが、ERP最大の特徴であるマスタデータの一元管理ができない製品があるという点だ。逆に、個別パッケージからERPに発展したパッケージでも、一元管理されたマスタデータがすべてのアプリケーションに反映していく仕組みが整っていれば、ERPとしての機能は満たしているといえるだろう。
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